港区で開業している、税理士の山川です。
今回のテーマは、「士業の独立で必要なモノ」です。
開業すると決めた方、開業したいけど何を準備していいかわからないという、士業の方向けの準備に関する記事を書いてみました。
士業として独立する場合、事務所の準備・開業の挨拶・業務ソフトの準備など準備することが多く大変です。
今回は、ざっくり全体像を書いています。
事務所
開業するに当たり、事務所をどうするかが、まず問題となります。
事務所を借りるのか、自宅兼事務所にするのか。
事務所を借りる場合、
貸し事務所を借りる、レンタルオフィスを借りる、バーチャルオフィスを借りる、場所を間借りするなど色々な選択肢があります。
税理士の場合、区切られたスペースが必要であるため、「バーチャルオフィス」は選択肢に入りません。
自宅兼事務所の場合、
事務所の家賃がかからないため、開業時のコストが抑えられます。開業時は自宅兼事務所も視野に入れてみてもいいかもしれません。
ただし、自宅兼事務所にする場合、コストを抑えることは出来ますが書類の保管場所、面談スペースの確保などを考えなければなりません。
現在住んでいる場所の一部を事務所利用するために、大家さんの許可を頂いたりしなければならず、自宅兼事務所に出来ない場合もあります。
事務所を借りるか、自宅兼事務所にするか、しっかり検討しましょう。
事務用品
独立する場合、郵便を出す、請求書を作成する、書類を製本するといった総務に関する作業を一人で行わなくてはなりません。
事務用品には様々な便利グッズがありますが、最初に揃えるべき事務用品は、必要最低限の事務用品に抑えておきましょう。
独立する直前に勤めていた事務所や会社で、自分が普段使っていたモノや便利だったモノをリストアップし、それをもとに揃えるといった方がいいかもしれません。
前の事務所にあって便利だった、けれど年に1回しか使う機会がないといったものは開業当初に買うべきものではないので、リストから外していきましょう。
総務の方と仲がいい場合には、どういったものをどこで発注しているのはしっかり聞いておくといいですね。
業務に必要なモノ(システム)
士業で開業する場合、場所・PC・システム・プリンターがあれば一応の業務をこなすことが出来ます。
小売業や飲食店業などと違い、物理的な「仕入」がありません。
士業の「仕入」は、法律などの「知識」ですね。
税理士として開業するにあたり、税務業務を行うシステムをどれにするか、に一番神経を使いました。
一番お金がかかる部分ですし、業務に直結するシステムなので使いやすいものを選びましょう。
私の場合、開業前に何か所か税理士事務所で勤務し、数種類の業務システムに触れる機会がありました。
値段がピンキリであったり、システムごとに向き不向きがあったり、様々です。
開業する場合、使うシステムも自分で自由に決められます。
せっかくの機会なので、様々な業務システムに触れ、自分に合ったシステムを選びましょう。
営業方法
昔と違い、士業の数がかなり増えており、事務所を構えただけではお客様は来てくれません。
対面での営業や、ネットでの営業が必要となります。
対面の場合、
交流会(異業種・士業)に参加したり、色々なところへ顔を出していきましょう。
ネットの場合、
HPを作成しておきましょう。出来ればブログを書いたりして検索される確率を上げていきましょう。
開業までに時間がある場合には、早めに交流会に参加したりHPを作成したり、ブログを書いてみたりと、色々な営業方法を試しておきましょう。
まとめ
独立するにあたり、私の体験談を踏まえ大枠をまとめてみました。
開業すると決めてから、開業までやることが多く大変です。
開業すると決めてから続けているブログもありますので、是非こちらも見てみて下さい。